スーツとジャケットの5つの違いとは?着用シーンについても解説
こんにちは。
恋愛・婚活専門メンズファッションコンサルタントの愛です。
今回はスーツとジャケットの5つの違いについてと、それぞれの着用シーンについて解説します。
スーツとジャケットの5つの違いとは?
素材・生地
1つ目は素材で、違いは艶感の有無です。
スーツは「ウーステッド(梳毛)」で織った織もので、スーツの最もポピュラーな生地になります。毛羽が少なくなめらかな糸で織られていて、生地に艶感があるのが特徴です。
ジャケットは、「コットン」「麻」「ツイード」「フランネル」など、いずれも起毛素材なので艶感がありません。
スーツ
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ジャケット
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ただしスーツでも艶感がないものもあれば、ジャケットでも艶感があるものがあります。またウール100%=スーツというわけでもなく、ウール100%のジャケットもあります。艶感の有無が全てのスーツ、ジャケットに共通することではありませんが、違いを見分けるポイントの一つとして覚えておきましょう。
着丈
2つ目は着丈で、スーツはお尻が完全に隠れないヒップラインが見える程度の着丈です。背が低い方の場合は、もう少し短い着丈の方がバランスの良い印象になります。
ジャケットは、お尻が8割程度隠れる着丈が主流です。他にも、もっとリラックスしたデザインでお尻が隠れる長めの着丈や、お尻が半分程度隠れる、短めの着丈のジャケットがあります。体型によって似合う着丈はそれぞれですが、あまり短い着丈はカジュアルで子供っぽい印象になるので、自分の年齢やTPOに合ったものを選ぶようにしましょう。
スーツ
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ジャケット
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肩パット
3つ目は肩パットで、スーツは肩パットが入っていて、ジャケットは肩パットが入っていないものが主流です。ただしそれぞれ例外もあり、スーツでも肩パット、芯地、裏地などを除いたアンコン仕立て(アンコンストラクテッドスーツ)のものがあり、肩パットが入っているジャケットもあります。
スーツ
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ジャケット
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ポケット
4つ目はポケットで、スーツは両サイドポケットにフラップと呼ばれる蓋がついているものが主流です。一方ジャケットの両サイドポケットは、外側から縫い付けられているパッチポケットが主流です。
全てのスーツとジャケットに共通しているわけではありませんが、ポケットの違いも見分けるポイントの1つになります。
スーツ
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ジャケット
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パンツ
5つ目はパンツで、スーツは上着とパンツが同じ生地で作られていて、上下セットになっています。一方ジャケットは、上着単体で売られている場合がほとんどです。そのため別の生地のパンツを組み合わせてコーディネートします。このコーディネートを「ジャケパンスタイル」といいます。また「セットアップ」と呼ばれる同一生地で作られた上下揃いの服があります。「セットアップ」は、スーツとジャケットの中間の位置付けになります。
スーツ
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ジャケット
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それぞれの着用シーンは?
スーツはビジネスシーンや冠婚葬祭、式典などの公式の場で着用し、ジャケットはプライベートシーンの普段着として着用するのが基本です。
ですが、企業によってオフィスカジュアルが可能な職場もあるので、その場合はビジネスシーンでジャケットを着用しても問題ありません。
スーツの上着をジャケットとして使用するのはあり?
スーツの生地や種類によって変わりますが、基本的にはスーツの上着をジャケットとして着用するのは避けた方が無難です。スーツのフォルムはかっちりした雰囲気です。そこにスーツではない生地のパンツを合わせると、スーツのフォーマル感とパンツのカジュアル感のギャップがミスマッチになります。
まとめ
今回は、スーツとジャケットの5つの違いについてとそれぞれの着用シーンについて解説しましたがいかがでしたか?
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