セールで買うべき正解アイテム・買うと失敗するアイテム
セールで買ったものの気づいたら一度も着ていなかった服はありませんか?
せっかく買っても着なければお金をドブに捨てるようなもの。
今回はそんな失敗を防ぐために、ファッション業界で18年働き、幾度となくセールの買い物で失敗をしてきた私が、セールで買うべき正解アイテム・買うと失敗するアイテムを解説します。
安いと感じてしまう心理学 アンカリング効果とは?
まず最初知っていただきたいことは判断を歪めるアンカリング効果です。
アンカリング効果とは、最初に与えられた情報や数字に無意識のうちに判断を歪められてしまう「認知バイアス」のことです。
例えば、50%OFFのセーターがあったとして、50,000円→25,000円と表示されていたら「安い!」と感じますよね。
私達は普段から無意識のうちに、この認知バイアスがかかっていることを肝に銘じておきましょう。
セールで買うべき正解アイテム
定番アイテム
定番アイテムは定番なので通常だとセールになりませんが、数年に1度モデルチェンジをするため、そのタイミングで既存のモデルがセールになります。
定番なので、無地のTシャツやポロシャツなど、オーソドックスなものばかりでトレンドに左右されることがありません。
そのため飽きずに長年着ることができる買っておいて間違いのないアイテムです。
具体的なモデルチェンジ例は、着丈を数ミリ〜数センチ長くしたり、襟の形を少し変えたりなど、ぱっと見ではわからない程度です。
ただモデルチェンジはその時のトレンドなどに合わせて行うので、購入する際は既存のモデルと新しいモデルをしっかり比較対象し、納得した上で購入されるのがよいと思います。
コーディネートが想像できるアイテム
セールの失敗例で多いのが、パッと見のデザインや色が好みな上に、安くなっているお得感から購入したものの、手持ちのものと合わせられず一度も着ずにお金を無駄にするパターンです。
なので、「このデザインや色が好き!」と思っても、今自分が持っているアイテムとコーディネートが組めるかどうかをしっかり考えた上で購入するようにしましょう。
セールで買い物に行く前は、自身の手持ちのアイテムをチェックして行くのがおすすめです。
セールになる前から狙っていたアイテム
セール前に見ていたアイテムで値段が高くて諦めたものがセールになっていたら、それは買いです。
ただ購入する場合は、自分の体型に合うものかどうか、必ず試着をし、コーディネートが想像できたら購入するようにしましょう。
ちなみにセール直前であれば、お店のスタッフに狙っているアイテムがセールになるかどうか聞けば教えてくれます。
買うと失敗するアイテム
流行りもの
流行り物はセールになっている時点で、そのアイテムの流行りは終わりかけているので、着れる寿命が短いです。
また流行りが終わりそのまま着ていると、時代遅れ感満載なので「短い間でも流行りを楽しみたい!」といった場合でない限り買うのはやめておいた方がいいでしょう。
サイズが合っていないもの
デザインと色が気に入ったことに加え、セールになっているお得感から「少しサイズが小さい(大きい)けどまいっか」と合理性を欠いた判断をしてしまいがちです。
またサイズが小さかった場合は、窮屈で着たくなくなったという声をよく聞きますし、ビッグシルエットがトレンドの今は時代と逆行していて野暮ったい印象になりかねなません。
洋服選びで一番大事なことはサイズ選びですので、必ず自分の体型に合ったサイズを選ぶようにしましょう。
色・柄もの
普段から色・柄ものを着なれているオシャレな方ならいいと思いますが、普段着なれない方が、安くなっているからと勢いで買ってしまうと高確率で失敗します。
なぜなら色・柄ものはコーディネートの難易度が上がるため、着なれない方が着ると、うまく着こなすことができず野暮ったくなるからです。
また色・柄もののセール品はコーディネートの想像ができていないまま勢いで購入するパターンが多いので、タンスの肥やし率が高いアイテムです。
まとめ
今回はセールで買うべき正解アイテム・買うと失敗するアイテムを解説しましたがいかがでしたか?
また今回の内容はファッション初心者の方向けです。
オシャレな人はそもそも定番アイテムを持っているので、色・柄ものや、少し尖ったデザインのものでも着こなすことができます。
なのでファッション初心者の方は、まず定番品から集めて定番品からマスターするのがオシャレへの第一歩で、色・柄ものはその次のステップということを覚えておいてください。
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